WordPressにGoogle Analytics 4を導入してみたメモ

logo_analytics_icon
WordPress

最近、Google Analyticsのダッシュボードを見ると「Google Analytics 4 に移行せよ」と注意書きが出る様になったので、ぼちぼちと移行方法を模索したのでメモしておく。なお、今回はWordPressで運用しているこのブログを対象にしてます。

Google Analytics 4 とは何なのか?

2022年4月現在、所有のサイトにアクセス解析ツールを入れているとしたら、その多くはGoogle Analyticsだと思われます。今はGoogle Analytics Universal Anaytics(ユニバーサルアナリティクス)ってやつです。これがそろそろサービス終了が近づきつつあり、新しいGoogle Analytics 4(以下GA4)に移行しましょうね、ということだそうです。(何から数えて 4 なのかはよく理解していない)
GA4_Announce

とりあえずWordPressでGA4移行をしてみる

さて、WordPressにGA4を導入してみることにしますが、これまではWordPressのプラグイン『All in One SEO』でGAの導入をしていました。現時点ではAll In One SEOはGA4に対応していない様だったので、別の手段が必要になりそうな予感。

1. プラグイン(All in One SEO)の利用を止めてみる

※プラグインを入れていない場合は不要な対応

ひとまず正式対応が行われるまでは別手段を取るため、All in One SEOのGA連携を止めてみます。WordPress管理画面のメニューにある[All in One SEO]-[一般設定]-[Webmaster Tools]-[Google Analytics]を選択して『Google Analytics ID』の欄を空にして保存すればOK。
All in One SEO Setting

2. Google Analytics 4 のプロパティを作る

実際に導入する対象となるGA4のプロパティを作成します。

Google Analyticsの設定ページにある[管理]の項目から『+プロパティを作成』を選択して作るも良いですが、先ほどのGA4移行を訴えるヘッダーの中にある『開始』を押すのが良いでしょう。
GA4_Announce

 

そうすると、既存のユニバーサルアナリティクス(以下UA)のプロパティにいつの間にか存在した『GA4設定アシスタント』なる項目が開きます。ここから実行するとほんのちょっぴり移行のお手伝いをしてくれます。(現状はカスタムディメンションやカスタム変数を移行してくれないようなので、今後のアップデートに期待)
GA4_Trans01

 

下記の画面で『プロパティを作成』を押すとサクッとGA4プロパティの作成が完了します。
GA4_Trans02

 

作成完了すると「早速GA4プロパティを確認しようぜ」と言われるので移動します。
GA4_Trans03

 

移動して確認することが1つあります。それが『データ ストリーム』です。プロパティの設定メニューに『データ ストリーム』の項目があるのでそちらをクリックするとこんな感じで表示されます。データストリームはデータを収集する単位みたいなものだと理解してます。ウェブ以外にもiOSやAndroidアプリのデータ集計のためのデータストリームも作成可能です。データストリームごとに集計の設定が変更できるので、ドメインが異なるサイトを統一して集計する場合などはデータストリーム分けてみるとかもアリかもしれません。
GA4_Trans04

 

そのストリームを詳しく見てみましょう。
GA4_Trans05

測定IDが今後の設定で必要になる重要な情報ですので、後ほど利用します。ちなみに『拡張計測機能』というものがGA4のデータストリームには存在します。これは特にGA4利用者が何も手を加えなくてもいくつかのデータ(ページビュー数、スクロール数、離脱クリック、サイト内検索、動画エンゲージメント、ファイルのダウンロード)を集計してくれる便利アイテムです。

3. Google Tag Managerを導入してみる

GA4を導入するのに直接ヘッダーを編集する方法もありますが、もうちょい気軽に入れるためにGoogle Tag Manager(以下GTM)を導入してみます。具体的な導入方法は過去記事参照のこと。

WordPressへのGoogleTagManager導入と404エラーになるケースへの対応

4. Google Tag Managerにタグを追加する

最後にGTMに1つのタグを追加することで作業を完了させましょう。Google Tag Managerのページで新しいタグを追加しましょう。設定は以下の様な感じです。測定IDに入れるのは、手順2で表示していたデータストリームの測定IDです。トリガーは『All Pages』にしています。
GA4_Trans06これを設定することで基本的なページビューの計測などは完了します。他にイベントなどを計測したい場合は、別途イベント用のGA4タグを追加すれば問題ありません。

[PR]Google Analytics

まとめ

  • プラグインの導入で割と簡単にGA4導入は完了できた
  • GA4データ収集の基本はデータストリーム
  • GA4のダッシュボードの見方が分からないので今後読み解きたい(GA UAの見た目に慣れすぎて辛い……)
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。