デジタルメモの究極形!ブギーボード最新型 BB-11 を買ってみた!

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Amazon Echo 購入以来、久々に新しいものを買ったのでレビュー記事を書いてみます。

新型デジタルメモを買ったのでレビューしてみる……前に

ブギーボード(BoogieBoard)ってご存知でしょうか?一言で言うとデジタル化された手書きメモ帳です。液晶じゃなくて電子ペーパーを組み込んだ非常に味のある一品です。

電子ペーパーってなにさ?

手抜きでWikipedia 先生から引用させていただくと以下の様な感じ。

電子ペーパー(でんしペーパー)とは、紙の長所とされる視認性や携帯性を保った表示媒体のうち、表示内容を電気的に書き換えられるものをいう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/電子ペーパー より

実用化されていて見たことある方が一番多いであろう商品は、Amazon の Kindle とかでしょうか。一般的な液晶とは異なり、バックライトが無い、もしくは弱いので非常に目に優しいので、読書する時間が長くても目が疲れにくいという利点があります。また構造もシンプルなので液晶よりも軽く薄いです。個人的には独特な表示と目への負担減がたまらなく好きで、Kindle 登場時から液晶じゃない方の Kindle 製品が大好きですし、今回紹介するブギーボードも大好きです。

デジタルメモってなにさ?

あんまり明確な定義がない気もしますが、通常のメモ帳やホワイトボードなどのアナログな方法ではなく、デジタル技術を用いて実現されたメモ帳みたいな感じで捉えておいてもらえると良いかと。
今回紹介するブギーボードシリーズの様なアナログなメモ帳を置き換えるものに加えて、ポメラの様なキーボードで入力を行うメモ端末のことをさす人もいる様です。

デジタルメモ好き必見のアイテム BB-11 が登場!

さて、本題に貼ります。最近ネットサーフィンをしていた時に、「新しいブギーボード BB-11 が登場する」という記事を見つけました。

これまでのブギーボードシリーズと私

これまでは初代のブギーボードと3世代くらいのブギーボードを所持していたので、興味津々です。ちなみに初代は非常にシンプルで、スタイラス(別に付属のものでなくても良くて、なんなら爪でも良い)で書いて、ボタン一つで画面を全消去するだけ、というものでした。電子ペーパー好きの自分としては、ちょっとしたメモ帳の代わりとして愛用していましたが、初代は自分では電池が交換できないという仕様だったため、1年半くらいで買い換えることになりました。

ブギーボードを買い換える時に、同じものを購入する、という選択肢と、当時最新のブギーボードを購入するという選択肢がありました。当時最新のブギーボードは書いたものが保存できて PC にもデータが移せるというのがセールスポイントでした。話だけ聞くと「それ良いじゃない」となるんですが、色々と制約があります。まず記録させるためには専用のスタイラスで書く必要があります。初代の様に自分の指で書いたものは記録に残りません。そして PC へのデータ出力は PDF というなんとも言えない微妙な仕様……。結局新型は諦めて旧型を買い増すことに……。

ちなみにブギーボードは日本だとキングジムが輸入販売を行なっています。
https://www.kingjim.co.jp/sp/boogieboard/

部分消去機能…だと…

そんなブギーボードユーザーの私ですが、一点だけどうしても何とかして欲しい機能がありました。それは『画面の一部の削除』機能です。前述の通り、ブギーボードは基本的にボタン一つで全てが消えます。なので「あ、ミスった」となった場合、全て消去して書き直す必要が出てきます。これが辛い。

そんな中、新型 BB-11 のリリースに「部分消去機能」なるものが書かれているではないですか!神機能とはまさにこのこと。(アナログメモならあたりまえですが)

そんなわけで早速購入してみました。

開封の儀&レビュー

画面が大きく好印象

届いたパッケージの印象は「デカイ!」です。

これまでのブギーボードは8.5インチや10インチのみで、やや書ける範囲が狭い印象でした。この原因として考えられるのは、少し強めの筆圧で書くと線が太くなるため、どうしても書いた文字が大きくなってしまい、結果として書ける範囲が小さく感じされるからかなと分析しています。

ただし今回の BB-11 は13.8インチ!!ベゼルや上部の操作形ボタンを含めるとさらに大きく感じられます。これなら書き放題だ!

13インチの Macbook と比較してみて大きさを再確認。

そしてパッケージをご覧の通り、電子ペーパーの画面が半透明になってます!これも日本で発売されている製品には無かった特徴です。

半透明であるために必要となる『下地シート』

さて、外観を確認したところで内容物をチェックしてみると、本体とスタイラスに加えてこれまでは見慣れなかったシートが2枚同梱されています。

本体の電子ペーパー部分が透明なのですが、このシートを本体裏に挟むことでこれまでのブギーボードの様に無地のメモ帳として使えます。さらに2枚のシートの両面はそれぞれ構成が異なっていて、

  • 無地
  • 罫線(横線)
  • 方眼(格子)
  • ドット

という感じで、用途に合わせて選ぶことができるわけです。文章を書く場合は罫線のシートをはめれば良い訳です。方眼を入れてみるとこんな感じ。

マス目を利用して絵を描いたり、均等なサイズで文字が書けたりします。

書き心地

これまでのブギーボードシリーズを触ってきた感じでは、書き心地が大きく変わったという印象はありません。なので書き心地は良い感じ(※個人の感想です)です。触ったことがない方向けに書くと、最初は多少戸惑いますが割とすぐに慣れます。細かい文字を書く場合は少し筆圧を抑えめに書いたりする必要がありますが、今回の製品は大判なので少し大きめに文字を書けばそのあたりのストレスも少ないかと。前述の通り、筆圧によって線の太さが微妙に変えられるのがブギーボードの特徴なので、ちょっとした絵を描くのにも向いている気がします。

半透明なので絵をトレースしてみた

画面が半透明なので、これまではできなかったことができる様になってます。それはトレースです。トレースしたい対象物を下に敷いた状態で、トレースしたい部分をなぞれば簡単にコピーできちゃいます。絵の練習にも良いかも?

すぐそばにあったコンピュータ将棋の書籍の表紙に書かれているキャラクターを試しにトレースしてみた。

とりあえず簡単にロボットの方をなぞってみる。

完成した絵がこちら。良い感じ(自己満足)

(個人的には)目玉機能の『部分消し』を試してみる

さて、それでは新たに搭載された『部分消し』機能を試してみます。手順としてはまず消去レベル(消える度合い)を設定する必要があります。全消し用の丸いボタンの左にあるのが部分消し用のボタンで、これを押しつつ全消しボタンを複数回押すことで消去レベルを設定できます。自分は15段階中7に設定しました。

準備は終わったので実際に消してみます。こんな感じで書き損じをしたとしましょう。

消すには部分消しボタンを押しながら、スタイラスの後ろについている部分消しイレーサーで強めにこすります。あんまり素早くこすると、キーッと音がするので、ややゆっくりめに強く擦るのと消えやすい気がします。

消えました!機能的には当たり前だけど旧型ユーザとしてスゴイ感動!

ちょっと写真だと分かりにくいので、公式の動画もみるといいかなと。
公式 YouTubu 動画

まとめ

機能的には想像通りの「求めていたモノ」でした。もう少し使い込んでみたら印象が変わるかもしれませんが、今の段階では理想的なデジタルメモが手に入った感があります。

ちなみにこの端末には保存機能は無いので、保存したい場合は書いたメモをデジカメやスマホで撮影するなどする必要があります。この辺りは一時的なメモ帳として活用したり落書き帳として使いたい人と、データとして残したい人の温度差がある部分なので、購入にあたってそこは考慮すべきポイントです。
個人的には人と話してイメージを合わせるために手軽に書けて、その結論を最後に PC やスマホに残す、ということに特化させているので、その用途であれば十分活用できそうです。

とりあえず自宅で思いついたアイデアやコード書くときのちょっとした整理用くらいでまずは使ってみようかなと。

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